過去形になっても進行形で

早いもので祖母がなくなってから1カ月が過ぎました。母に言わせると「ぽかんとしている
ことが多い」ようですが、仕事は休むことなく続けております。

祖母は自宅で絵画を教えていた時期があって、近所に住む、当時「子供」だった人たちが代わる代わる我が家に来てくださり、懐かしそうに当時の話をして帰っていきます。多くの人にあたたかな思い出を残した祖母。手紙やお花も毎日のように届き、いかに祖母が多くの人から慕われていたかをあらためて思い知りました。

□朝日新聞に体験をふまえてコメントした記事、ウェブ上でも読めます。
自宅で利用できる介護保険外のサービスがテーマです。
この記事が掲載される2日前に祖母がなくなったので、急遽記事の内容が一部変更されました。

ほかにも、当方の体験談を紹介したインタビュー記事やエッセイを連載している媒体で急遽訃報を載せたものもありました。

自分で書いた記事に関しては、執筆時には「こうしています」という書き方をしていたのに、その後、祖母がなくなり、原稿の確認作業を行う校正の際に「こうしていました」と過去形にする作業がなんだかとても悲しかったです。それでもこの仕事をしている限り、祖母のことをずっと身近に想い続けていられるはずです。

□12月25日 「ふくしチャンネル」小山朝子の新介護論 更新予定
vol.15 医療ニーズが高い人と家族が安心して暮らすために
第二回 望まれる在宅サービスの専門性 (2)
・呼吸療法士のスキルをいかして在宅で生活するALSの女性の訪問介護にあたってる訪問看護師のルポです。
http://www.fukushi.com/topics/koyama/

○来年の1月9日、18:55~20:54にTBSで放送される「水トク! 有名人壮絶介護物語」の収録がありました、番組の内容などについては後日詳しく。