「つらさ」が前提にある「前向きさ」

先週は単行本の打ち合わせ。現在進行中のものに区切りをつけてからと思っているが、「ひとつ終えてひとつ」とはいかないのが現実か。

打ち合わせ時には「疲弊している介護職が元気になるものを」という話が出たが、医療、介護がテーマとなると「明るさ」や「前向きさ」が強調される傾向に、私は最近なんとなく引いてしまうことがある。その前提に「暗さ」や「つらさ」がある気がして。

介護関係の雑誌や本にはポジティブな言葉が並んでいるが、一般誌やファッション誌と比較すると、その前向きさは独特だと思うことがある。

打ち合わせ時には「介護」という言葉を一般の「仕事(ビジネス)」という言葉におきかえても頷ける内容を、という話が出て、この点には共感し、新たな挑戦をしたいと思った。

ドラマ「Around40」を見る。同世代だけに身につまされる内容。「人生設計」というセリフが印象に残り、妙な焦りを感じ、いささか精神が不安定な状態。