祝! 増刷 アイデア介護「認知症の人のケア」

一昨年末から昨年春にかけて、初めてシリーズ本(全5巻)を刊行しました。
それが、私の介護体験や取材から得た<介護のアイデア>をまとめた「イラスト図解 アイデア介護」シリーズです。
その第3巻「認知症の人のケア」がおかげさまで増刷の運びとなりましたことをご報告申し上げます。
本日出版社から増刷された本が届きました。
書店で手にとり、お買い求め下さった読者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

このシリーズの5巻目などは、締め切りに追われ、ダンボール何箱分かの資料を部屋に持ち込んで、ホテルにカンズメ状態になって執筆しました。徹夜続きで、ものが食べられないくらい口内炎ができ、何日も苦しました。
それがこうした結果となって現れると喜びもひとしおです
ありがとうございました。

前回のブログでも書きましたが、昨日、祖母が「外来」で整形外科へ受診。私が早めに病院へ行って手続きをすませ待機し、後から福祉タクシーで母が祖母とともに病院へ行くという計画を立て、レントゲン検査や受診も比較的スムーズに行きました。

祖母の骨折の状態も回復に向かっているとのことで、定期的に受診しなくてもよいとのこと。ストレッチャー(寝台)でないと移動できない人が通院するのがいかに大変なことか、担当の医師もご理解頂けたようです。
私達が「本人の体調を考え、万一、なにかあったら入院させてほしい」と言っていたので、看護師さんはなんとなく不快感を示していた様子(ベッドなどの調整が必要なので)でしたが、私達が「そのまま帰ります」というと、とたんに機嫌がよくなったようにみえました

車いすに乗ることさえも困難な状態の人は、在宅で介護をしているケースは多くないのかもしれませんが、これからはそうした状態の人も受診に不自由しない病院のシステムや環境が必要ではないでしょうか。
待合室が狭いと、ストレッチャー(寝台)で移動したり、待機するのも大変なのです。
各病院の「地域連携室」などの部署が、こうした状態の人を積極的にサポートしてほしいと感じます。